こんにちは、まいせです。
わが家の赤ちゃん(次男)は生まれつき鎖肛(さこう)という奇形を持って生まれてきました。
中間位鎖肛でした。
妊婦健診のエコー検査では一切分からなかったこと。
出産してすぐに発覚し、NICUのある総合病院へと搬送されていきました。
そして生後5ヵ月半になったとき、「鎖肛根治術」という手術を受けます。
手術は無事終了。手術後は、ブジーなどの術後ケアを受けながら、1ヵ月半の入院期間を経て退院となりました。
ですが、退院すれば何もしなくてよいのかと言うとそうではありません!
今回は、退院後、自宅で行っている鎖肛の術後ケアについて書きたいと思います。
同じく鎖肛の赤ちゃんを育てている方の、参考や励みになれば幸いです。
私も赤ちゃんの鎖肛が分かったときは、かなりの検索魔となっていました!
同じような境遇の方に、少しでもリアルな情報を伝えたいなと思っています。
もちろん、症状は一人ひとり違いますし、主治医の判断も異なるかもしれません。
あくまでも、鎖肛の赤ちゃんの一例として読んでくださいね!
【赤ちゃんの鎖肛】手術と入院中の術後ケアについて
鎖肛の手術とひと言で言っても、さまざまなパターンがあると思います。
わが家の赤ちゃんの場合も手術方法として2つのパターンが考えられていました。
②背中側から切開して直腸を引っ張り下ろす
①肛門側からのほうが傷も少なくて済むうえに、手術時間も約半分で済むということでした。
実際問題やってみないと分からないということで、①の方法で進めてみて、ダメだったら②の方法に変更する予定で手術がスタート。
結果としては①の方法で済みました。
術後しばらくは排便用のチューブなどが装着されていましたが、約1週間ほどで取れます。
そこから金属の棒を使ってのブジーが始まりました。
ブジーに慣れるまでの間、母のメンタルも壊れそうでした~(´;ω;`)ウゥゥ
詳しくは過去の記事に書いていますので、ご覧ください。↓
我が家の赤ちゃんは絵本が好きみたいで、読んであげるとニコニコ顔に😊
しかもお気に入り本は何回読んでも飽きないんです!
でも、まだ小さな赤ちゃんだとどんな本で喜んでくれるか分からないですよね…
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【赤ちゃんの鎖肛】退院後は自宅でのケアが必要
退院後、何もしなくていいのかと言うとそうではありません。
鎖肛の赤ちゃんは、そもそも肛門がない状態で生まれてきています。
最初から肛門がある状態の赤ちゃんに比べれば、必然的に肛門周りの筋肉が弱いんですね。さらに、「便がたまっている」という感覚も弱いと言われています。中間位・高位鎖肛の場合は特にです。
鎖肛の手術で最も問題となるのが術後の排便機能です。排便機能というのは、排便したくないときには我慢することができる、また排便したいときには残さずに排便することができる、ということです。
つまり、手術をしたからと言って、自然に排便機能がついてくるわけではないんです。
排便できるような仕組みづくり、習慣づけをしていくことが重要なんですね。
ブジーについて
病院では金属を使ってブジー(機器や指を使って肛門を広げる処置)を行っていました。
もちろん、家にはこういう器具はありませんので、私(母親)の指を使ってブジーをしています。
主治医の先生からは
・小指の第2関節まで入れて、30秒~60秒程度
・軽く動かしたりする
と言われています。
が、実際のところは・・・
最長30秒がいいところ。
指はほとんど動かしていません。
ギャン泣きしているわが子を見てたら、できないーーー!!
わが家はパパのほうが指が細いのですが、パパは全然やってくれません💦
「ムリムリ!!」と言って逃げていきます…
それくらい泣き叫んで嫌がるんです。
パパの帰りが遅いこともあり、左手で赤ちゃんの足2本を持って、右手でブジーをしています。
✅医療用のゴム手袋
✅ベビーオイル
を使っています。
浣腸について
自然に排便できた日は別にして、それ以外の日は浣腸もしています。
浣腸は、手術前も毎日やっていたので特に抵抗はありません。
浣腸すると、たっぷり便も出ています。
浣腸に使っているのは
✅グリセリン浣腸「オヲタ」小児用30
✅テルモ シリンジ 10ml
✅ニプロネラトンカテーテル 先端クローズ2孔式
✅ベビーオイル
です。
最初は医療用のオリブ油を使っていましたが、なくなったのでベビーオイルにしました。
本人もスッキリするのが分かるのか、浣腸は全然いやがりません!カテーテルがかなり細いので、何も感じていないのかな??
まとめ
鎖肛の手術は無事に終わり、肛門はできました。
でも、自然に排便できるようになったかと言うとそうではありません。
実際のところ、自然に排便しているのは週に1~2回くらいです
しかも、離乳食を進めるうちに便が硬くなってきたようで、自然排便の回数が減ってきています。
自宅に帰ってからも
・ブジー
・浣腸
は必須です!
コツコツ続けながら、自然に排便する力がついてくることを祈るばかりです。
トラウマになる前に、早くブジーを卒業したい…
今後も随時、経過をブログに書いていきたいと思います。
では!
コメント
こんにちは。ブログ拝見しました。とてもかわいらしく丁寧に書かれているのでとても分かりやすいです。手術のご苦労の様子が想像できました。私は看護系大学で、小児看護を教えています。ぜひ、このブログを講義中に学生に教えたいのですが、紹介してもよろしいでしょうか。学生にとってとても勉強になると思いました。ぜひよろしくお願いいたします。
こんにちは!ご覧頂きありがとうございます。コメントを頂いていたのに全然チェックできておらず申し訳ございませんでした!!
学生さんの授業でご活用頂けるのであればぜひお使いくださいませ。
どうぞよろしくお願い致します。