こんにちは、まいせです。
私は妊娠中に妊娠糖尿病と診断され、産後も血糖値が下がらず糖尿病予備軍になりました。
インスリンありきの治療法に疑問を抱き、自分で勉強し、1ヵ月半前から糖質制限をしています。
糖質制限を始める前に心配だったのが、母乳への影響です。
✅母乳の出が悪くなるのではないか?
✅赤ちゃんの育ちが悪くなるのではないか?
そんな心配がありました。
そこで、私が実際に感じた「糖質制限による母乳への影響」についてまとめたいと思います。
糖質制限を始めてからも母乳はちゃんと出ています。
赤ちゃんの飲みも発育もまったく問題ありません。
※ただし、あくまで私個人の経験と感想です。
体質には個人差があると思いますので、それを理解した上で参考にしてくださいね。
目次
授乳中に糖質制限を始めた理由
ネットで「授乳中の糖質制限」について調べていると、「おすすめできない」という記事も見受けられます。
ですが、私は授乳をしながら糖質制限を実践しています!
そう決めたにはちゃんと理由があるんです。
出産後半年経っても血糖値(HbA1c)が高い
私は妊娠中に妊娠糖尿病と診断されました。
産婦人科で妊婦健診を受けながら、糖尿病内科のある総合病院にも通院していました。
糖尿病内科の先生の指示で、インスリン注射を打ちながら血糖コントロールをしていましたが、妊娠後期になるにつれて、インスリンを打つ量は増える一方・・・。
でも
ほとんどの人は、出産したら血糖値も落ち着くから。今の数値くらいなら赤ちゃんにも影響ないし大丈夫だよ~
と言われていたため、あまり心配していませんでした。
しかし、
出産後3ヵ月の検査でも、半年後の検査でも、HbA1cは6.1%~6.3%。
正常値にはなっていません。
っていうか全然治ってないやん!
なんとなく、医師に対しても不信感を感じるように・・・。
そこから自分でも血糖値や糖尿病について勉強し始め(そもそも勉強し始めるのが遅すぎ)・・・
糖質を摂らなければ血糖値は上がらない!
という当たり前の事実を知ることになります。
産婦人科医・宗田哲男氏の本との出会い
糖尿病や妊娠糖尿病について調べているうちに、出会ったのが宗田哲男氏の著書
ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか /光文社/宗田哲男
甘いもの中毒 私たちを蝕む「マイルド・ドラッグ」の正体 /朝日新聞出版/宗田哲男
です。
宗田哲男さんは、現役の産婦人科医。
千葉県市原市にある宗田マタニティクリニックという病院で院長をされている産婦人科医です。
宗田医師は著書の中で
妊娠糖尿病の治療には糖質制限食・ケトン食が有効!
さらに、インスリンは不要!
と伝えています。
実際に、妊娠糖尿病である妊婦さんに糖質制限を行い、その血糖値・体重などのデータを掲載しているのですが、めちゃくちゃ順調に治療が進んでいます!
ほかの病院で受け入れを断られるような重度の妊娠糖尿病患者の妊婦さんにも、糖質制限食を進め、見事自然分娩でお産を成し遂げているんです!
しかも、インスリンなしで!!!!
私は何のためにあんなに注射を打ちまくってたんだ~!
さらに、絨毛や新生児のケトン数値を調べることで「胎児はケトン体で育っている」という画期的な事実を見出されました。
これは実はすごいことなんです。
妊娠中のマタニティ教室や栄養指導では「ごはんはしっかり食べましょう」「和食が基本」と習いますよね?
ごはんが赤ちゃんの栄養になるからと。
でも、実際には、胎児はブドウ糖ではなくケトン体で育っていたわけです。
となると、ごはんは?糖質は????
ただただ、母の身となり肉となり、血糖値上昇に一役買っていただけじゃないのーーー!
血糖値は糖質でしか上がりません。
胎児にも妊婦さんにも必要なかった糖質。
それならば
産後の今も、糖質を摂らなくても問題ないんじゃないか?
むしろ摂ることによって血糖値が上がる方が問題なんじゃないか?
と思ったのです。
糖質制限を始めたとき。赤ちゃんの状況は?
糖質制限を始めたのは、赤ちゃんが生後7ヵ月のころです。
我が家の赤ちゃんは、生まれつき鎖肛という病気があり、生後5ヵ月半のときに手術をしました。
手術を終え、傷が落ち着くまでは離乳食を始めるのを待つことになっていたため、
私が糖質制限を始めたタイミングで、赤ちゃんの離乳食も始めました。
・離乳食初期(1回食)
7ヵ月で体重8,975g、身長69.8㎝と発育もよい感じ。
ちなみに生まれたときは3100gといたって標準的な大きさ!
離乳食もベーっと吐き出すこともなく、順調に食べ始めてくれました!
私が実践している糖質制限とは?
糖質制限と言ってもかなり幅が広いです。
糖質を極限まで減らすケトジェニックダイエットから、緩い糖質制限=ロカボダイエットまでさまざま。
私が行っている糖質制限の基本ルールはこんな感じです。
・イモ類、カボチャ、根菜類(レンコン・ごぼう・ニンジンなど)は食べない
・甘いものを食べない
・甘いドリンクを飲まない
・低糖質スイーツはOK(糖質量10g以下)
・揚げ物OK
・フルーツも糖質量に気を付ければOK
・カロリーは気にしなくてOK
糖質制限中でも欲しくなるのがパンです!
✅糖質80%カット
✅食事パンはもちろん菓子パンや総菜パンも豊富
✅冷凍で届くから食べたいときに食べられる
ところ!
食べたいときは、ガマンせずに上手に食べちゃいましょう!
楽園フーズの詳しいレビューはこちらにまとめています。↓
授乳中の糖質制限。母乳への影響は?
というわけで、上記のような糖質制限を始めて1ヵ月半が経ちました。
私と赤ちゃんの授乳生活はどうなったのでしょうか。
母乳の出はほぼ変化なし
一番気になっていたのが「母乳の出」です。
出産後、産婦人科の病院ではごはんがたくさん出ますよね。
母乳を出すためにも白米食べよう!的な💦
授乳中のおやつにはおにぎりやイモがいいって、育児本とかでも見たことあるし~
と言うことは、ごはんやイモを食べなくなったら、私の乳は止まるのでは??という不安があったのです。
しかしながら、母乳はまったく問題なく出ています。
授乳の後、赤ちゃんが不機嫌になることもなく満足のご様子。
出すぎることもないので私もスッキリ。
赤ちゃんが欲しがる量だけ生産されているようです。
赤ちゃんの母乳の飲みは変化なし
糖質制限を始めると、ケトン体が生産されることで血液が酸性に傾くという話を聞いたことはありませんか?
詳しく書くと長くなるので省きますが、ケトジェニックダイエットやスーパー糖質制限をしていると、体がケトアシドーシスという状態になり危険!という説もチラホラあるんです。(前述した宗田哲男医師は危険性を否定しています)
母乳は血液からつくられていますよね。
ということは、母乳の味が変わるんじゃないか?赤ちゃんが飲んでくれなくなるんじゃないか?という不安があったのです。
しかし、こちらもまったく問題なし。
糖質制限を始めてからも始める前も、赤ちゃんが母乳を飲むペースや飲みっぷりには変化なし。
変な顔をすることもないので、おそらく母乳の味は変わっていないのでは、と思われます。
もし変わっていても、赤ちゃんが分からない程度なのだろうと予想できますね。
まとめ【授乳中の糖質制限について】
というわけで、私は授乳中に糖質制限をしています。
主食やイモ類・根菜類・砂糖などをほぼ摂らない生活を送っていますが、その代わり、たんぱく質や脂質などをしっかり摂って、カロリー不足にならないように気を付けています。
今のところ母乳の出や母乳の質が変わった様子はありません。
赤ちゃんも相変わらず母乳大好きです!
そして何より、私の体調がすこぶるよい!
肩こりがなくなったし、昼間の眠気やだるさもなくなったし…毎日快調です。
授乳中の糖質制限には賛否両論あります。
確かに、ただ単純に「産後に痩せたい」というだけであまり極端なことをするのはどうかな~と思います。また、人によって合う合わないがあるでしょう。
ただし、古い情報・固定概念をそのまま発信している医師や栄養士さんがいるのも事実。
私個人としては、糖質制限賛成派です!
まだ始めて1ヵ月半。これからも血糖値の推移を含め、随時記録を残していきたいと思います。
現在妊娠中のママに読んでもらいたい本です!↓
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